シーバー病、セーバー病

シーバー病、(セーバー病)とは?

10歳前後の男児に多くみられる病気で、かかとの軽い腫れ、圧痛、【押すと痛い】、歩行時痛が症状の特徴です。運動後に症状が出ることが多く、かかとの痛みの為、つま先歩きになることもあります。成長期の子供の弱い踵骨骨端部(アキレス腱の付着部)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っ張る力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり、踵骨骨端核の壊死、または骨軟骨炎を発症するのがシーバー病、(セーバー病)です。特にサッカーや陸上などの走る競技、剣道や体操など素足で行う競技、バスケやバレーなどのジャンプを多くする競技でよくみられます。

次のような症状が上げられます。

・かかとの腫れ

・かかとの痛みや圧痛

・かかとが痛くて歩けない

・かかとが痛くて、つま先だけで歩く

どんな治療をするのか?

data_0085

マッサージ

.問診→検査で身体の状態を確認した後、凝り硬くなっている筋肉をマッサージでほぐします。マッサージを行うことにより、アキレス腱や足底筋膜のひっぱりをおさえ、足の内側アーチの回復していくことにより、症状を緩和していきます。

IMG_1128

超音波治療

当院では、踵の痛みに対して、超音波治療を行います。人間には聞こえない高い周波数の音、この音を治療に応用したものが超音波療法です。近年ではスポーツ選手の身体ケアにも使われており、熱や光などの物質的なエネルギーを使う治療法として超音波治療は世界的に最も利用されている治療法の一つです。超音波治療は血液の循環を促すなどの効果が知られており、骨折などさまざまな症状に効果があります。損傷部位などの弱っている部分を活性化させ、治療を促進させます。浅い部位から深い部位までピンポイントで治療ができます。

1584269851106

ストレッチ

シーバー病(セーバー病)にはストレッチが効果的です。アキレス腱、足底筋膜が硬いとシーバー病(セーバー病)を発症しやすいと言われています。ストレッチを行う事で、筋の柔軟性(関節可動域)が高まる効果があります。筋は関節を通して骨に付着し、筋が収縮することで骨が動かされ腕や脚を曲げることができますが、筋の柔軟性に偏りが出始めると、硬くなった部分では動きが制限されるようになります。運動前後のストレッチが重要です。 アキレス腱のストレッチ紹介 ①足を前後に大きく開き、足指の向きが前に向くようにします。 ②後ろ足の踵が床に着くように伸ばします。この時反動を付けないようにゆっくりやりましょう。身体を前にすることでアキレス腱への負荷が上がりますので適度に行います。 ③これを左右30秒ずつ、運動後やお風呂上りに行いましょう。

シーバー病、セーバー病の原因

・身体の柔軟性が低い

・身体の歪みが強い

・筋肉量が低下している

・急に運動量が増加

・足の偏平足や内反足、外反足などがある

 

シーバー病(セーバー病)Q&A

よくあるご質問

かかとの痛みが10日以上続いています。どこに行けばよいですか?
まずは整形外科で検査、診断をおススメします。レントゲン検査などで骨の異常を確認してください。骨にヒビ、骨折等がなければ、シーバー病(セーバー病)の可能性が高いです。サルビア整骨院への来院をオススメします。
練習後に痛くなったらどうすればよいか?
まず炎症のある部分はアイシングを行います。アイシングのタイミング→運動直後、患部に痛みや腫れ、熱がある時。 アイシングをしない方が良い時→患部に熱が無い時。タイミングが分からない時はご自身で判断せず、必ず専門家に相談しましょう。
運動中気をつけることはありますか?
シーバー病(セーバー病)は運動前後に痛みが出やすいので、運動前のストレッチ、運動後のアイシングを積極的に行いましょう。

シーバー病(セーバー病)の予防法

・運動後は、かかと部分を冷やす
・急激に練習量を増やすことは避ける
・柔らかい靴底のシューズを使用する
・固い地面でのトレーニングを避ける
・運動前後のストレッチを入念に行う
・かかとが痛い時は、スポーツ活動をしない
・入浴後にマッサージを行い、筋肉の柔軟性を向上させる

アクセス・診療時間

〒253-0034 神奈川県茅ヶ崎市緑が浜7-25
TEL:0467-84-8259

診療時間

平日・土 9:00~13:00 /16:00~20:00
日・祝 9:00~12:00 /14:00~17:00

休診日

水曜午後・木曜日

最寄駅

辻堂駅バス5分/整骨院に駐車場5台完備