4月より当院に新しく2名施術者が加入しました。
2名とも柔道整復師になります。
ここでせっかくなので❝柔道整復師❞についてご紹介します。
よく、整体とどう違うの?と言われますが資格が違います。また健康保険の適応が可能となるのも大きな違いの一つです。
柔道整復師(じゅうどうせいふくし)は、ねんざや打ち身、骨折、脱臼、筋肉や関節の痛みなど、体のケガやトラブルに対して、手を使った治療を行う専門家です。手術や薬を使わず、体が本来持っている「自然に治ろうとする力(自然治癒力)」を引き出すのが大きな特徴です。主に整骨院(接骨院)で働いており、ケガの状態によっては健康保険を使って治療を受けることもできます。
柔道整復師は、日本の伝統的な武道「柔道」の知識や技術をもとに発展してきた職業です。昔から、柔道の練習中に起きたケガを自分たちで治していた経験が、現在の柔道整復術につながっています。そのため、柔道整復師は「ほねつぎ」と呼ばれることもあります。
柔道整復師になるためには、国が認めた専門学校や大学などの養成施設で3年以上勉強し、国家試験に合格する必要があります。学ぶ内容は、人体のしくみやケガの種類、手技の方法、応急処置、リハビリの基本などです。国家資格なので、しっかりとした知識と技術が求められます。
治療では、まず患者さんの体の状態を詳しく調べ、痛みの原因やケガの程度を見極めたうえで、手を使った「整復(せいふく)」という方法で骨や関節の位置を整えたり、包帯やテーピングで固定したりします。また、電気治療や温熱療法、ストレッチや運動指導などを組み合わせて、早く元の状態に戻れるようサポートします。
スポーツをしている学生や社会人のケガ、高齢者の転倒によるケガ、子どもの成長に伴う体の痛み、デスクワークや家事での肩こり・腰痛など、幅広い年齢層や生活スタイルの人たちに対応できるのも柔道整復師の強みです。
高齢化社会が進む中で、体のケアやケガの予防、リハビリの重要性はますます高まっています。そのため、柔道整復師は整骨院だけでなく、介護施設やスポーツチーム、企業の健康管理の場などでも活躍の場を広げています。体に負担をかけず、自然に近い形で治したいという人にとって、柔道整復師は心強い存在です。