頚椎症について

頚椎症(けいついしょう)とは、首の骨(頚椎)の老化や変性によって起こる疾患の総称です。加齢によって頚椎の椎間板や関節、靭帯などが変化し、神経を圧迫することで首や肩の痛み、手のしびれ、運動障害などが現れます。特に中高年の方に多く見られますが、最近では長時間のスマホやパソコン使用によって若い人でも発症するケースが増えています

頚椎症の原因について

頚椎症の主な原因は加齢ですが、以下の要因が影響を与えることがあります。

1. 加齢による変性

加齢に伴い、椎間板が水分を失い弾力性を失うことで衝撃を吸収しにくくなり、骨や靭帯の変形が進みます。その結果、神経や血管を圧迫しやすくなります。

2. 姿勢の悪化

長時間のスマホやパソコン作業により、猫背やストレートネック(本来の頚椎のカーブが失われた状態)になることで頚椎に負担がかかり、頚椎症の発症リスクが高まります。

3. 外傷や過度の負担

交通事故やスポーツでの衝撃、重い荷物を持つ作業などが頚椎に負担をかけ、頚椎症を引き起こす原因となることがあります。

4. 運動不足

運動不足によって首周りの筋力が低下すると、頚椎を支える力が弱まり、関節や靭帯に負担がかかりやすくなります。

頚椎症の症状について

頚椎症の症状は、神経の圧迫の程度や部位によって異なります。主な症状は以下の通りです。

1. 首や肩の痛み

首の後ろや肩周りに違和感や痛みが生じます。特に朝起きた時や長時間同じ姿勢を続けた後に強く感じることがあります。

2. 手や腕のしびれ・感覚異常

神経が圧迫されると、手や指先にしびれやピリピリとした感覚異常が現れることがあります。ひどい場合には力が入りにくくなったり、物を落としやすくなることもあります。

3. 頭痛やめまい

頚椎の変形によって血流が悪くなると、後頭部の痛みやめまい、吐き気を伴うことがあります。

4. 運動障害

進行すると歩行時にふらつきが生じたり、ボタンをかけるなどの細かい動作が難しくなることがあります。

頚椎症の予防策について

頚椎症は生活習慣の見直しや適切なケアを行うことで予防や症状の軽減が可能です。

1. 正しい姿勢を意識する

スマホやパソコンを使用する際は、首を前に突き出さず、目線を上げて画面を見るようにしましょう。また、デスクワークの際は背筋を伸ばし、椅子に深く座ることを意識してください。

2. 適度な運動を取り入れる

首や肩のストレッチ、軽い筋力トレーニングを行うことで頚椎への負担を軽減できます。特に肩甲骨周りを動かす運動が効果的です。

3. 長時間同じ姿勢を避ける

デスクワークやスマホ操作が長時間続かないよう、こまめに休憩を取り、軽いストレッチを行いましょう。

4. 寝具の見直し

枕の高さが合わないと首に負担がかかるため、自分に合った枕を選ぶことが重要です。首のカーブを自然に支えられる枕を選びましょう。

頚椎症の治療について

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物理療法

低周波や高周波、超音波治療器などの物理療法をおこなうことで体表からではアプローチ困難な深部の組織に刺激を与え頚椎症の痛みの早期改善に効果的です。 高周波【ハイボルテージ】について下記リンクより詳細ご覧いただけます。

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手技

首の痛みが出て炎症発生することにより、首の組織は筋肉が固くなり酸素不足となります。そのためストレッチやマッサージなど直接損傷部分の血行を促すことで炎症や痛みなどの緩和につながります。

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無重力ストレッチ【モビラ】

首の筋肉を脱力した状態でストレッチやマッサージをおこなうことで首にストレスがなく、効果的な治療となります。 詳しくは下記リンクよりご覧いただけます

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