野球肘の治療について

野球肘の治療について

野球肘とは様々な症状があります。代表的な野球肘は肘の内側が痛くなる内側側副靭帯炎です。

その他にも肘の後ろが痛くなる場合や肘の外側が痛くなる場合など症状や野球肘といっても疾患は様々です。

今回は野球肘のなかで最も多い内側が痛くなる内側上顆炎の治療についてご紹介致します。

①問診&検査

ここでは肘が投球動作のどの位置で痛むのか?

肘をどのようにした際に痛むのか?

骨に異常がありそうなのか?

▶︎骨に異常がありそうな場合は紹介状を作成し、レントゲン検査をおすすめします。

②物理療法

電気治療・超音波治療・温熱療法などを用いて改善力を促進します

③手技療法(マッサージ)

野球肘の場合、靭帯に対するストレスが原因なのですが、同時にストレスを受けている靭帯に関連する筋肉も緊張しています。そのため靭帯に関連する筋肉を柔らかくする事で靭帯へのストレスも軽減されます。

④テーピング

投球動作のどの位置で痛みが出るかに基づき、投げる際にストレスを最小限に抑えながら動ける範囲で運動性は残します。

野球肘(内側上顆炎)は成長期(中学生)に最も多発する疾患です。早期に治療することでケガの進行度合いも軽減することが可能です。

セルフケアについて

野球肘は根本的には使い方の間違いや使い過ぎにより発症します、その際に必ず靭帯や関節に炎症を来します。そのため肘関節を全体をくるむように“アイシング”は効果的です。

時間は15分〜20分間おこないます、その際に出来ればサランラップなどで圧迫した方が深部までしっかりと冷やす事が出来ます。痛みがない場合でも野球をした後2時間以内にアイシングは習慣化したほうが予防にもなります。

早期改善なら健康保険との併用をお勧めします!

投球フォーム動作分析

野球肘や野球肩が発生する場合は多くのケースで投球フォームに問題がある場合があります、例えばトップの位置が低いことや、肩が前にですぎているなど様々です。そこで当院では投球フォームを分析させていただき問題点を治療と併用し修正いたします

可動域拡大無重力ストレッチ

肩周りや肩甲骨、股関節といった関節が硬くなることでも野球肘や野球肩のリスクは増加します。そのため当院では湘南初となるmobiraという体を無重力の状態でストレッチする医療機器を導入し活用しております。