野球肩とは様々な病状の総称の名称で細かく分けると
・腱板疎部損傷
・腱板炎
・肩峰下滑液包炎
・インピンジメント症候群
などに分類されます。
腱板疎部損傷
投球動作など腕を上に目一杯上げた状態での運動により、急激な肩関節が外側を向いた状態から内側に移動する動きにより、腱板の動きを緩衝する役割の腱板疎部という箇所に過度なストレスが加わり痛みが発生します。
症状
腕を上げた際や、腕を外側に開き肘を曲げ前に出す動きをする際に痛みがでます。腕の骨の部分(烏口突起から指一つ分外側)に押したとき痛みが発します。
長期にわたり発症後運動を続けることによりルーズショルダーを合併しうることがあります。
腱板炎、肩峰下滑液包炎、インピンジメント症候群
主にオーバーユース(使い過ぎ)などで腱板に炎症が生じ痛みや、運動制限(腕が上がらなくなる)が発生した状態、投球動作や肩を上に挙げる運動によって、肩 滑下面や烏口肩峰靭帯と腱板との間で衝突(インピンジメント)が発生し、そのため腱板炎や肩峰下滑液包炎が生じると考えられています。
また、投球動作などが定まらず肩の運動が不安定の場合でも発生すると考えられています。
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