シンスプリントによる痛み☆はり灸治療
こんにちは、阿部です。
寒さが日に日に増していますが、
秋といえば、読書の秋・食欲の秋
そして スポーツの秋 ですね!!
私は、中学・高校と陸上競技部で
中・長距離をやっていて
この時期は駅伝に向けて
必死に走り込んで苦しかったのを思い出します
当時は、そこまで大きなケガをしたことはありませんでしたが、
私が一番悩まされたのは シンスプリント です。
シンスプリントとは、脛骨過労性骨膜炎といい
スネの内側下1/3に痛みが出るのが特徴です。
走ったり、跳んだりするスポーツでなることが多く
陸上を始め、サッカーやバスケ、バレーボールなど
様々なスポーツで起こりうるケガで、
痛みは筋肉が付着するスネの骨(脛骨)に沿って起こります。
では何故シンスプリントは起こるのでしょうか。
走ったり跳んだりした場合、必ず足の裏から地面に着地をしますよね。
この時、足裏の土踏まず、いわゆるアーチが
しっかりあれば衝撃を吸収してくれるのですが
アーチがなく扁平足だと衝撃をもろにうけてしまい
足裏から足首、下腿の骨や筋肉に影響が及び
炎症が起きやすくなります。
また、まだ十二分な筋肉がついていない
中学生になった選手が
過度な練習をしたり、
シーズンに入る前にしっかり筋力をつけていなかったり、
筋肉の柔軟性が低かったり、
硬いコンクリート上で走ったりするなども
原因の1つです。
シンスプリントは突然発症するわけではなく
最初は違和感から始まり、
練習後に痛みが出るが時間が経てば消え、
そのうち痛みがなかなか引かなくなり、
ついには練習ができないほど痛みが出るようになります。
強い痛みが出たら運動を中止して
しばらく安静にすれば痛みは引きますが
原因となる偏平足や筋力不足、柔軟性などを改善しないと
練習を再開することで再発する場合が多いです。
当院では器具を使ってアーチ具合を
簡単にですが調べることができます。
これに裸足で20秒間乗ってもらうと、、、
立った時に地面にどの部分が着いているかがわかります。
写真の場合、右もですが左の方が扁平足です。
このように、両足ではなく片足に見られることもよくあります。
この状態で、練習を重ねると
いつも左足だけが痛くなるなどの偏りがでてきます。
当院では、まず炎症をひかせるための治療をし
扁平足であれば改善のテーピングを行ない、
ストレッチや筋力アップのセルフケアを指導していきます。
シンスプリントの場合、痛みのあるスネ周りの
筋肉をマッサージで緩めていきますが
筋肉を押すのでとても痛いです。
痛くて我慢できない場合は鎮痛炎症効果があり
押さずに緩めることができる
鍼治療もおすすめします。
鍼をすることで治そうとする細胞が集まりやすくなり
治癒の促進効果も期待できます☆
私も実際に高校生の時にシンスプリントになり、
そこで初めて鍼をうけて
1ヶ月で元通り走れるようになりました。
痛みを我慢して練習を続けると
やがて疲労骨折を招く恐れもあります。
骨折したら練習は禁止になり
治るのにも時間がかかりますので
早めの対処が大切です!!