バレーボールによる肩関節の障害〔バレー肩〕
サルビア整骨院の小泉です。
バレーボールによる肩関節のケガでもっとも多いと感じているのが腱板損傷です。
腱板損傷とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉が骨につく部分の腱をいいます。
肩関節は筋肉や腱によって、その位置や機能を依存している割合が全身の中でも多く、特にバレーボールの
サーブ、アタックなどでは全身運動となるため、腰や背中との連動もきわめて重要と考えています。
特にアタックの際ジャンプのタイミングがずれたり、トスの位置がずれているときに体の軸が傾いた状態でそのまま
腕を振り切ることで肩が前に突っ込んでいる形になると肩関節には最も負担が大きくかかります。
そのような打ち方を繰り返し行うことで、腱板損傷やインピンジメント症候群、上腕二頭筋長頭腱炎などが生じてきます。
バレーボールによる肩の損傷は基本的には慢性外傷〔繰り返す外力〕によって発生します。
そのため、どのようにアタックやサーブを行うことで肩に負担が加わるのかをしっかり理解しましょう。