辻堂・茅ヶ崎サルビア整骨院 ”足首ねん挫”
ここ最近小・中学生が足首のねん挫で来院されることが多く感じているので足首のねん挫について書いてみたいと思います。
まず足首の関節・じん帯などの構造は下記の図のようになっています。
足首のねん挫はじん帯の損傷の程度によって三段階に分かれます
三度(重度):外力によって完全にじん帯が切れてしまう状態です
二度(中程度):少し部分的にじん帯が切れてしまっている状態
一度(軽度):じん帯が切れずに耐えられた状態
ここで一番厄介なのが一度のねん挫です。
よくねん挫をすると、同じ箇所を何度も繰り返すと言いますが、それはじん帯が伸ばされて緩んだままで緊張を失い、関節を十分に支持できないからです。
ねん挫をあまく見てはいけません!
軽度のねん挫がなかなか治りきらずに2~3週間経っても痛みが残るケースはよくあります。
これはじん帯自体のダメージは比較的早く改善されるのですが、その後に関節内の炎症状態がなかなか消失しないからです。
また、軽度のねん挫だと2~3日でつい歩いてしまうため関節内にストレスを受け続け、関節内の炎症をなかなかとりきれない原因にもなってきます。
ねん挫の応急処置はRICE処置が一般的です。
R=安静
I=冷却
C=圧迫
E=高挙です。
ここでは冷却について詳しくお話致します
冷却する時間は10~20分が一般的ですが、その人の体質などによっても冷却時間は異なります。
冷却時間の目安としては
冷却によって痛い➔だんだんと温かく感じる➔ピリピリ痺れる感じがする➔感覚がなくなる
しかし、これを通り越して再び痛みが出現する場合は凍傷の危険性がありますので注意してください。
基本的には感覚がなくなるまで冷やすことです。
※感覚が鈍い方もいるので最長でも20分までとしてください!
※凍ったクライオンパックなどは皮膚へ直接あてないようにしてください!
以上が簡単なねん挫に対するお話です。
もし、心配ごとなどがありましたら必ずお近くの整骨院、または整形外科への受診をおすすめ致します。