アイシングの仕方
こんにちは、阿部です
夏休み中の試合や練習などで肉離れや捻挫をする学生が増えてきました。
ケガをした直後はまず「アイシング」と言うのは、
ご存じの方も多いかと思いますが、アイシングはやり方が大切です。
今回はいくつかの方法をご紹介します
①氷嚢を使ったやり方
氷嚢(ひょうのう)は、アイシング専用の道具で
スポーツショップなどで簡単に手に入ります。
ご家庭の氷を入れ少量のお水を入れます。
中の空気を出すように絞りながら蓋をしめ患部に直接当てます。
②ビニール袋を使ったやり方
氷嚢がない時は、ビニール袋で代用できます。
ご家庭の氷を入れ少量のお水を入れた後、
手でならして平らにします。
ストローか口で中の空気を吸い出したら、口を縛り
患部に直接当てます。
③紙コップを使ったやり方
紙コップにお水を8~9分目まで入れ冷凍庫で凍らせます。
凍った氷が1~2cmほど出るように上部を切ります。
表面を少し水で濡らしてから、患部に当て
くるくる動かしながらアイスマッサージをします。
アイシングする際の時間ですが、約20分が適切と言われています。
アイシングをしていると
①冷たくて痛い⇒②暖かい⇒③ピリピリする⇒④感覚がなくなる
という4つの違う感覚が現れます。
4つ目の感覚がなくなる段階になるのに
だいたい20分かかるというだけなので、20分経つ前に感覚がなくなれば
一旦終了して構いません。
長く冷やし続けたからといって特別効果が
上がるわけではなく、むしろ凍傷を引き起こす可能性があるので、
感覚がなくならなくても30分以上は冷やさないでください。
また、氷を入れたあとに少量のお水を入れると書きましたが
家庭用冷凍庫で出来た氷は温度が低すぎる為
凍傷につながる可能性があります。
水を入れて少し溶け始める0℃が丁度いい温度です。
なるべく入れるようにしてください。
以上のことを参考に、
20分冷やす⇒40分空けるを1セットとして
腫れが強い場合ほどセット数を増やして、冷やしてください。
捻挫、肉離れ、打撲などをした際は
なるべく早い処置を施すことで
予後が変わってきます!
受傷した場合は、当院へお問い合わせください。