五十肩鍼灸治療
こんにちは、小松です
今回は五十肩について簡単にご紹介いたします。
肩の関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨で構成されていて、
肩甲骨のくぼみに上腕骨がはまり込む形となります。
ただし、肩甲骨のくぼみが浅いため、
肩関節は脱臼しやすい状況にあります。
そこで腱板(けんばん)と呼ばれる
肩甲骨周囲の筋肉やじん帯によって補強されています。
しかし、何らかの原因によって
その筋肉やじん帯に炎症が起こり、
痛みが発生します
腱板に石灰が沈着すると石灰性腱板炎となり、
動かすと痛む、
ひどくなると何もしてなくても痛むことがあります。
肩をあまり動かさない中年以降の方に多く見られます。
逆に肩の使い過ぎによる腱板断裂なども
肩関節の強い痛みを伴います。
石灰沈着や腱板断裂は病院での治療を必要としますが、
腱板やじん帯の炎症による痛みは
はり灸の適応症となります。
特に最初の痛みや違和感を放っておくと
腕が上がりきらなくなるなど
肩関節の拘縮を伴います。
はり灸やマッサージでしっかりケアをして
周囲の筋肉を緩めることによって
肩関節の動きや痛みの改善が期待できます。
肩関節に痛みが生じたら放っておかず、
早めのケアをお勧めします