腰椎分離症について
腰椎分離症とは簡単に言うと腰椎の骨折です。
腰の骨は5個の骨からできていて腰椎分離症は特に5番目に多く発症します。
この写真は腰の骨一つを上から見た画像です。右側の赤い部分が損傷しているところです。
この部分は腰を反ったり、捻ったりしたときに一番負担がかかる場所になります。
まだ骨が完全に成長しきれてない子供に多く発症します。
症状
・2~3週痛みが変わらない腰痛が続く
原因
・スポーツなどで腰を反ったり捻ったりすることが多い
例)サッカーのシュート
バレーボールのスパイク
野球の投球動作 など
予防法
分離症にならないために、または再発防止の最大の条件は体の柔軟性を上げることです。
その中でも腰痛との関りが一番大きいのはハムストリングスというももの裏の筋肉です。
この筋肉は『ジャックナイフストレッチ』と言うストレッチ法があります。
①しゃがんだ状態で両足首をつかみます。
②前のももと胸を付けたまま膝をゆっくり伸ばしていきます
③一番伸びているところで5秒止めます
注意:前のももと胸は常に付けた状態にします
これを朝晩5回ずつ行います。腰に負担がかからない為腰痛があっても行う事ができ、
立位体前屈が4週間で+15㎝~20㎝の変化が出ています。
ハムストリングスが柔らかくなると骨盤の動きも良くなり運動時の腰への負担減少になります。
まずは長座体前屈で手の平が床に付くか試してみて下さい。
分離症は野球に多く、しかも発生してしまうと、約3か月ほどはスポーツから離脱せざるを得ない、厄介なケガです。
しかも、腰椎分離症は疲労骨折のためコルセットにて固定を行います。結果として、体幹などの筋力が低下し
もともとのパフォーマンスに戻すのには半年ほど期間が必要となり、痛みも強く伴います。
そのため、やはり分離症にならない!
ということがとても重要と考えております。誰しもがなりたくてなるわけではありませんが、
何故発生するのか?
どのような予防方法があるのか?
という知識を持っていれば少なからず発生する可能性は減少すると思います。
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移動できますのでご興味ある方はご覧ください。