サッカー中に起こりやすい肉離れについて
サッカーは下半身を中心に使うスポーツのため怪我の発生頻度は多いスポーツになります。
その中で小学生や中学生のプレースタイルは大学生や大人のプレーに比べスピードのあるプレーやボディコンタクトが少ない為大きな怪我が少ないのが特徴です。
しかし中学生くらいになると成長期と重なりスポーツ障害が多くなります。
この時期は骨が急激に成長しますが筋肉や腱などは成長が遅く成長するうえで個人差が大きく出ます。小中学生の練習は全選手合同で同じ練習をすることが多く、体格差が原因でオスグッドや肉離れなどのスポーツ障害が起こります。
その中で今日は肉離れについてお話します。
肉離れとは筋肉の急激な収縮によって筋線維や筋膜が損傷することをいいます。
サッカーでの肉離れの頻度は多く特にハムストリングス(もも裏の筋肉)が多いと言われています。
原因
・ハムストリングス柔軟性の低下
・筋持久力の低下
・ハムストリングスと大腿四頭筋の比率
・成長期の骨・筋腱のアンバランス
受傷機転…サッカーでは主にダッシュやキック動作
ハムストリングス(もも裏)は膝を伸ばした時に過度に伸ばしすぎないよう抑制させる働きがあります。そのためキック動作でボールを蹴った後に膝が前に出すぎないようにハムストリングスが強く働くのです。
中学生の練習メニューはシュート練習やパスなどの蹴る練習が多い事から四頭筋(前もも)が強化されハムストリングスとの比率が悪くなるのも肉離れの原因のひとつです。
予防法
・マッサージ…血行促進、疲労回復、リラックスなど
練習の疲れが取れない状態で練習を重ねていくことも筋肉が固くなる要因のひとつです。
・ストレッチ…筋肉の柔軟性を高める
ハムストリングスのストレッチはジャックナイフストレッチが有効です
詳しくは腰椎分離症についてのブログをご覧ください。