野球肘での競技復帰メニュー例
みなさまこんにちは、サルビア整骨院の小泉です。
最近急に暑くなり、体調を崩している方も多くみられますので、ご注意ください。
今回は野球肘後の競技復帰への過程のメニュー例をご紹介致します。
今回の競技復帰へのメニューは野球肘と診断され、投球禁止(ノースロー)を2週間経過したのち
日常生活上問題がない場合におこなう事を前提とします。
①:テニスボール投げ、テイクバックなどはおこなわず、肩や肘に負担がかからない範囲で、指先でのボールを
投げるとう感覚を戻すトレーニングになります。はじめは前に投げるのではなく地面に投げるように指先の感覚を
養い、肘下の筋肉に刺激を加えます。
②実際にボールを使用:40メートル山なり投げを50%の力で30球
塁間距離ネットスローを50%の力で30球
③:②の投球内容を80%の力でおこないます。
上記の内容での①から②、②から③にメニューを移行する場合は最低でも2日連続でおこない痛みの増悪がない場合
メニューのレベルをあげていきます。
参照;臨床スポーツ医学 ページ678〜689 能勢康史
メニューをおこなう際に痛みが増す場合はまだ肘へ負担をかけれる状態ではないので中止してください。
最後に
野球肘は根本的にはミスユースもしくはオーバーユースにより発生するケガが大半ですので、まずは自分の投げ方が
どのように野球肘を引き起こしているのかを理解し、投球動作を改善することも大事な治療面での1つと考えております。