野球肘の原因:投球フォームについて
こんにちは、小泉です。
11月も終盤となり、もう少しで今年も終わりを迎えそうですね。
2020年はオリンピックに日本中が沸く一年かと思いきや完全に新型コロナの一年となってしまいそうですね・・・
今回は題名の通り野球肘の原因に関する投球フォームについてご紹介します。
まずは下記の画像をご覧ください
画像は、院内で実際にボールを投げてもらったフォームを動画で撮影したものを投球フォーム分析ソフトにて解析したものです。
下半身の角度に注目していただきたいのですが、前足【踏み込み足】に対して後ろ足の角度が大きくなっているのがわかります、
これは重心が前に乗り切っていない状態でリリースしている証拠となります。
その結果、体全体を使って投げるというよりも腕で押し投げているような投球フォームになり、肘に負担がかかり野球肘の原因の1つ
となります。
改善策として
①股関節の柔軟性の向上
②前足の筋力向上【大腿四頭筋、内転筋群】
③重心移動トレーニング
上記の3点を行うことで改善がみられると考えられます。
野球の投げるという動作は体を連動的に動かすため肘が痛いから肘ばかり気を付けるのではなく、もう少し体全体の動きをみて
修正することがもっとも効率的で、再発のリスクも少ないと考えております。