バレー肩リハビリ①
今回はバレー肩〔腱板損傷、インピンジメント症候群〕などに対する初期のリハビリ方法について記載いたします。
バレー肩に対するリハビリ方法は大きく分けて3段階に分かれております。
①腱板の機能回復
②肩甲胸郭関節の運動性獲得
③肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の連動
大きく分けてこの3つとなります。
ではいつからこの運動を行うのが適しているのかという問題ですが、
それは、炎症期を過ぎてから行うことが適しています。
リハビリを行うことが出来るか否かを判断する基準としましては
肩を運動する際、一番下に下ろした状態から外側に約90度上げてもその範囲を運動することが出来るかが
ひとつの目安となります。
肩を重力に対してしっかりと動かすことが可能であればリハビリの開始を行っても問題は無いと判断することが
可能となります。
もし、肩を挙げる際に痛みや違和感を感じるようであれば、アイシングや安静などの処置を行うことが望ましいと考えます。